


自分で成長する!?
ロックキャンディーを作ってみよう!

みんな、「結晶化」って知ってるかな?お砂糖を一度とかして、結晶になっていく様子を見てみよう!

「グラニュ糖」っていうお砂糖を使うといいんだって!

保護者様へ
この実験は火を使います。火傷の危険もあるため、必ず大人がそばについて、注意しながら行ってください。

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水 1カップ -
お砂糖 3カップ
※グラニュ糖がおすすめだよ。 -
液体着色料
※カラフルなキャンディができるよ。 -
スティックまたは竹ぐし
※キャンディースティックで作ってもかわいいよ。 -
プラコップ
※紙コップやガラスコップでもできるけど、プラカップは手軽だし観察しやすいよ。 -
せんたくバサミ -
なべ

①まず、スティックまたは竹ぐしを、せんたくバサミなどで写真のようにはさんで、プラコップの上に置きます。スティックがコップの底につかないように調節します。

せんたくバサミが小さくてコップから落ちてしまう場合は、せんたくバサミにもう1個せんたくバサミをかませて長くしてね。
②お砂糖と水をなべに入れて火にかけて中火でグツグツさせます。こげないように時々なべをまわしながら様子をみてください。

ここがポイント!
グツグツしてきたらちょっと弱火にして、少しとろっとするくらいまで煮つめるといいみたい。
③なべを火からおろし、あら熱がとれたら、下の写真のようにスティックを砂糖液にひたします。このとき、作りたいキャンディの大きさ分だけひたしましょう。

スティックに砂糖液がとろっと包まれたらOK!スルーっと砂糖液が落ちてなくなる場合は、もう少し火にかけてみてね。

「あら熱をとる」っていうのは、指でさわって少し温かく感じるくらい冷ますことなんだって。みんな、やけどしないように気をつけてね!
④ひたしたスティックの周りにお砂糖をまぶしつけます(分量外)。

このスティックの周りにお砂糖をつけた部分が「結晶」になっていくんだって。しっかりつけようね!
写真のように別のプラコップやお皿にお砂糖を用意するとつけやすいよ!
⑤プラコップに好きな色の液体着色料をポタポタっとたらして、その中に作った砂糖液を入れます。わりばしなどでまぜたら、先に用意したスティックを写真のように入れて、ラップをしてあとはそのまま1週間くらい動かさずに置いておきましょう。
※温度が高いとプラコップが変形してしまうので注意してね。
※もし、数日たって砂糖液がカップの表面に固まってきたら、フォークでお砂糖のまくをこわして、キャンディを取り出してください。そのあと、液体だけを新しいカップに入れて、そこにまたスティックを入れます。
⑥1〜2週間ほどで、ロックキャンディーのできあがりです。

やった!カラフルなロックキャンディーができたよ!お砂糖ってこんな風に結晶になって形になっていたんだね。

時間がたつと自分で大きく育つなんて、まるで植物みたい!お砂糖ってこんなこともできたのね。毎日観察していて楽しかった!

どうして、大きなお砂糖(結晶)ができるんだろう?
お砂糖が水にとける量は決まっていて、お湯と水で違うんだって。温かいお湯には、冷たい水よりもお砂糖をいっぱいとかすことができるんだ。
お湯にたくさんお砂糖をとかして、そのあとに温度が低くなってくると、とかしきれる量が減ってしまうので、とけていたお砂糖がまたあらわれてくるんだよ。
あらわれたお砂糖が棒につけたお砂糖を核にしてどんどんくっつくことで、大きなかたまりになっていくんだ。これを「結晶化」と呼ぶよ。


「結晶化」という、言葉では説明しづらい現象が、目で見てわかる実験です。もし失敗しても、お砂糖の分量を変えてみたり、置く場所を変えてみたりして、チャレンジしてみてください。1週間以上育てて、氷砂糖のように大きくしてみるのも面白いですよ。