


かたいお砂糖がフワフワに?
わたがしを作って
フワフワになる様子を見てみよう!

お祭りで売ってるわたがしが、自分でつくれるんだって!かたいお砂糖がフワフワになるのってふしぎだよね~!

「ザラメ」っていうお砂糖を使うみたい。どんな形なんだろう。

保護者様へ
この実験は機械を使います。必ず大人がそばについて、注意しながら行ってください。

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ザラメ
※カラーザラメを使うと色もつけられるよ! -
わたがし器 -
スプーン
※わたがし器にザラメを入れる時に使うよ。 -
わりばし
※わたがしをからめるために使うよ。

わたがし器にザラメを入れて、スイッチオン!
機械の縁から出てきた「わた」をわりばしでからめとれば、できあがり。

お店屋さんみたいで楽しいね!でも、なかなか大きく作れないな~
大きく作るコツはあるの?
丸くて大きなわたがしを作るには、いくつかポイントがあるよ。
1.わりばしは少し水でしめらせておくと、わたがからみやすくなるよ。
2.わたが出てきたら、あせらずに、すばやくわりばしにわたをまいていこう!
3.丸くするためには、わりばしの先から手元の方まで、まんべんなくまきつけようね。
4.わりばしを下に向けたまま回すと丸くならないので、時には上に向けたりしてみよう。

わりばしを水でぬらしておくといいのね!知らなかった~!

わたがしが自分で作れて楽しいね!
でも、どうしてお砂糖がフワフワになるんだろう?
どうして、わたがしはフワフワになんだろう?
わたがし器から出てきたフワフワの「わた」は、実は糸みたいに細くなったお砂糖なんだ。
わたがし器の真ん中にある穴にザラメを入れたよね。この穴が「釜」になっていて、お砂糖をとかしているんだ。この釜には小さな穴が開いていて、釜が回るとこの穴からとけたお砂糖が少しずつ出ていく。釜から出るとすぐに温度が下がるから、お砂糖が糸の形に固まったまま「わた」として出てきているんだよ。かたいお砂糖がフワフワなわたがしに変身するのはこのためなんだ。
ちなみに「ザラメ」を使うのは、とけだす温度が低いっていう理由もあるけれど、釜にあいた穴につまらないようにするためでもあるんだって。

固いザラメのお砂糖からフワフワなわたがしを作るこの実験は、子どもに科学的なおもしろさを伝えるのにぴったりです。この実験をきっかけに、温度を変えることで起きるお砂糖の変化や日頃食べているお砂糖を原料にしたお菓子がどのように作られているのか興味をもつきっかけになるといいですね。