


温度で色が七変化!
べっこうアメを作ろう

べっこうアメって、お砂糖と水をまぜた「砂糖液」をあたためて作るんだって。
砂糖液をあたためたときに、色やにおいがどう変わるのか実験してみよう!

温度によって、砂糖液の呼び方も変わるんだって。砂糖液の色が変わるしゅんかんを見のがさないようにしないとね!

保護者様へ
この実験は火を使います。火傷の危険もあるため、必ず大人がそばについて、注意しながら行ってください。
動画でつくり方を見てみよう!

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水 大さじ2(30g) -
白砂糖(上白糖) 100g -
つまようじ
※竹串やキャンディースティックでもOK! -
型/アルミホイル/クッキングシート
※型はチョコ用などたいねつのものならOK! -
なべ、またはフライパン -
調理用温度計
※もしあればで大丈夫だよ!

①お砂糖、水をそれぞれ計量し、なべに入れます。火の強さを「中火」にして、あたためます。
②色がつきはじめたら火を止めて、なべを回しながら余熱で全体を「アメ色」にします。

へー、「アメ色」の目安は165度なのね。なべをゆする程度でかき混ぜないのがポイントよ!


かならず火を止めてから、なべを回してね!
③アメ色になったら、すばやく、アルミホイルの上に丸くたらします。そしてアメの上につまようじを置いていきます。型を使う場合は、型にアメを流しこみます。
④アメが冷えて固まったら、アルミホイルや型からはがして、できあがりです。
ひと工夫してみよう!
フルーツにかけると、お祭りのフルーツアメみたいになって楽しめます。イチゴやブドウ、リンゴなど、いろいろなものにかけて、あなただけのべっこうアメを作ってみましょう!

アメってこうやってできていたんだ!何回か見ていたら、いつ「アメ色」になるかがわかってきたよ。

わたしも!よく見ていると、あわの様子や色が変わってくるの。サラサラのお砂糖しか見たことなかったから、面白かったね。

温度によるお砂糖七変化
今回は「べっこうアメ」を作ったけど、温度計を見てたかな?温度が上がっていくと、色やにおいが変わってきたよね。温度によって、特徴や呼び方もちがうんだ。

103~105度 シロップ
無色とう明で、とろっとして味のこい砂糖液。水にとけやすいので、飲み物によく使われる。

107~115度 フォンダン
冷ましながらかきまぜると、菓子パンなどにかかっている白い砂糖衣になる。

140度 タフィー
冷めるとガリガリした結晶になる。キャンディなどに使われる。

145度 ドロップ
ねばっとして細かいあわが出てきて、黄色になる。冷めて固まると、もろくなり、ガラスのようになります。

165度 べっこうアメ
お砂糖の成分が分解されて、うす茶色になる。冷めるとアメのようになり、元にはもどらない。

165~180度 カラメルソース
茶色になり、いいかおりがしてくる。プリンのソースなどに使われる。

190度 カラメル
こげ茶色になり、あまみはほとんどなくなる。ソース、しょうゆ、コーラなどに色をつけるときに使われる。

お砂糖と水というシンプルな材料で、温度によるお砂糖の変化を見ることができる実験としてオススメです。ご家庭に調理用温度計があれば、ぜひ使ってみてください。子どもたちが普段あまり使わない器具を使うことで、より興味を引きつけます。
シロップやフォンダンなど、温度による呼び方の変化もあらかじめ説明してみてください。なべの中をのぞき込みながら、「今がフォンダンかな。」「だんだん色が変わってきた!」「あれ?ちょっとこげくさい。」など、子どもたちが五感を使いながら学びとる姿が見られます。