


三角メロンパン
きび砂糖でやさしいあまさ!三角メロンパン
お砂糖のもつ「パンをふっくらさせる力」を使っておやつ作り。きび砂糖を使ったビスケット生地で、風味ゆたかなきび砂糖をたっぷり味わえます。

保護者様へ
このレシピはオーブンを使います。
火傷の危険もあるため、必ず大人がそばについて、注意しながら行ってください。

今回使うお砂糖:きび砂糖

きび砂糖は、サトウキビからあまみ成分を取り出す「精製」の途中の砂糖液を、そのままにつめて作ります。そのため、サトウキビの風味が活きています。
材料
【A】
・強力粉 160g
・きび砂糖 大さじ2
・インスタントドライイースト 小さじ1
・ときたまご 26g
・塩小さじ 1/3
・バター(食塩不使用) 20g
・しこみ水(42~43℃) 55~65㏄
【B】
・バター(食塩不使用) 20g
・きび砂糖 20g
・ときたまご 10g
・はく力粉 50g
・きび砂糖 20g
先に用意しておくこと
1.たまご・バターは室温にもどしておきます。
2.オーブンに予熱を入れておいてください(180℃)。

1.ボウルに【A】の材料をすべて入れ、「しこみ水」(水や牛乳など、小麦粉をこねるときに入れる水分)を加えて、木ベラでよくまぜます。
2.まとまったら台の上でなめらかになるまでこねます。
3.丸めて、「とじめ」(こねて丸めたときに、生地を合わせた部分)を下にしてボウルに入れ、ラップをかけ、1.5~2倍の大きさになるまで発酵させます(目安は40℃約30分です)。
4.一次発酵中に、ボウルに【B】を入れてまぜます。たまごを2~3回に分けて加え、入れるたびにまぜます。
5.【4】にはく力粉をふるい入れ、木べらで切るようにまぜ、ひとまとまりにしてラップに包みます。28×12cmくらいにのばして、冷ぞう庫で休ませます(約30分。こちらがビスケット生地になります)。
6.【3】の「ガスぬき」(手のひらで軽くポンポンとおさえて、生地内の大きな気ほうをぬいていきます)をして、丸め直し、ぬれふきんをかけて休ませます(約10分)。
7.「とじめ」を上にして、ビスケット生地と同じ大きさの28×12cm位にめんぼうでのばします。その上にビスケット生地をかぶせ、きび砂糖を表面にかけます。はば6cmで2等分に切り、それぞれを三角形になるようにスケッパーで6等分に切ります。
8.ビスケット生地の表面にスケッパーでこうし状にもようをつけ、クッキングシートをしいた天板にのせます。
9.ラップをかけ、ひとまわり位大きくなるまで発酵させます(目安は40℃約20分)。
10.ラップをはずし、オーブンで焼きます(180℃約15分)。

「とじめ」や「ガスぬき」ってはじめて聞いたよ。パン作りって楽しいね!

だんだん発酵して大きくなっていくのが面白いね!

・きび砂糖はイーストが発酵するための栄養分になるので、イーストときび砂糖はとなりに置きましょう。
・しこみ水はイーストをめがけて加えましょう。イーストをしっかりととかすことで、発酵もスムーズに進みます。
・発酵の時間は目安です。部屋の温度・しつ度によって発酵の進み具合は変わるので、様子をみて発酵が足りないようなら、追加で発酵させてください。
一次発酵の目安…こね上がりより、1.5~2倍の大きさまでふくらんでることが目安です。
二次発酵の目安…ひとまわりくらい大きくなっているところまでが目安です。

ふっくらパンのヒミツはお砂糖にあり!
お砂糖にはいろいろな力があります。
食べ物がくさるのをふせいだり、お肉をやわらかくしたり、味をしみこみやすくしたり。
そして「パンをふっくらさせる」というのも、お砂糖の力のひとつなんです。
酵母であるイーストは、お砂糖などの糖質を栄養として炭さんガスを作り出し、パンをふくらませます。これを「発酵」と言います。
小麦粉だけでは、酵母が利用できる糖質が少ないので、うまくふくらみません。お砂糖を加えることで、酵母の働きが活せい化し、生地がふっくらとふくらみ、味や食感が良くなるんですよ。